- 奨学金ってぜんぶ返さないと結婚できないのかな…
- 結婚後に奨学金を返していくのって大変?
そう悩んでいる方、多いんじゃないでしょうか。
ネットで「奨学金 結婚」などと検索すると…
- 借金ある人が結婚相手とか絶対無理
- 借金を抱えながら他所のお嬢さんにプロポーズするなんて、なにも考えてないんだね
- 子どもが汗水流して稼いだお金で相手の奨学金の返済をすると知ったらいい気はしない。結婚前に自分の借金は自分で返済してもらいたい。
…と、厳しい言葉が並んでいます。
ところで、わたしの夫は840万円の奨学金がありました…。
ですが夫は24歳で働き始め、26歳のときに結婚し、29歳で奨学金を完済しました!!
正直、結婚のときに(840万円の奨学金…)と思うと不安はありましたし、ブラックな気持ちになることもありました。
でも、その不安よりも夫と結婚したいという気持ちが大きく、夫婦で協力して奨学金を完済することができました!
- 奨学金の返済計画はきっちりと立てよう(できれば繰り上げ返済を!)
- 結婚してからも奨学金は夫婦で協力して返していくことはできる
- 学費を自分で払うことはおかしなことではない。でも奨学金をよく思わない人もいるので結婚前にしっかり話し合おう
もしご自分や相手に奨学金の返済があって結婚を不安に思っている方がいたら、ぜひ参考にしてみてください。
夫が借りていた830万円の奨学金について
まずはじめに、夫が借りていた奨学金について。
夫は私立の理系大学と大学院に合計6年間通っていました。
その間に借りた奨学金は合計840万円。たいした額ですよね~。笑
夫が借りていたのは第二種奨学金、利子ありの奨学金です。
月々約3万5千円を240回(20年)で返済予定でした。
年利は約0.2%。
そんなに大きくはないとはいえ、毎月数百円程度の利子が発生していました。
うちは毎月の返済に加えて3回の繰り上げ返済を経て全額完済しました。
▼これが完済したときのはがきです…。
感涙ものですw
結婚前に奨学金についてはしっかり話し合おう!
結婚すれば、奨学金のことは夫婦共通の問題として一緒に考えていかなければなりません。
しっかり話し合っておきましょう!
奨学金を月々いくら返済するのか設定しなおす
今の返済金額の設定は適切なのかどうか、これを機に改めて見直しましょう。
- 共働き予定で多めに返せそう⇒月々の返済額を増やす
- まずは結婚生活を安定させたい⇒そのまま、もしくは今までより少なくする など。
その返済額でだいたいどのくらいの期間で返済できるかをイメージしておきましょう。
point
子どもが生まれる、家を購入するなどのライフイベントのタイミングについても考えておきましょう。
誰が奨学金を返済するのか
奨学金を借りた人が返すことができれば良いのですが、専業主婦/主夫になる、起業予定である…などで借りた人の収入が不安定になることも考えられます。
その場合は誰が責任を持って奨学金の返済をするのかということを話し合っておきましょう。
相手の奨学金を返すのもいいですし、一旦返済期間の猶予制度を利用するなどの方法もあります。
奨学金は可能であれば繰り上げ返済をするつもりで返済計画を立てる
第二種奨学金を借りている方は、利子が発生しますよね。
返済期間が長引くほど利子は増えますので、もし繰り上げ返済ができそうなのであれば、早めに返しましょう。
ちなみにうちは「あるていど夫名義の貯金が貯まったら、○○万円を残して全額繰り上げ返済にあてる」という考え方で繰り上げ返済をしました。
○○万円のところは自由ですが、うちは「急に入院して働けなくなるなどなにかあっても当面はしのげる金額」で設定しました。
月々の返済は続けながら合計3回繰り上げ返済し、ようやく完済しました…!
point
夫は電話で一括返済の申し込みをしていました。「次月に○○万円繰り上げ返済します」という連絡を入れておくだけでとても簡単だったと言っていました。
うちの夫はぼんやりしていたのでわたしがせっつかなければダラダラと有利子の奨学金を20年間返し続けていたでしょう…。
きちんと話し合っておいて良かったです。
学費を自分で払うことはおかしくない。でも奨学金をよく思わない人もいるので結婚前にしっかり話し合いを
友人に夫が奨学金を返しているというと「えー?!奨学金って結婚前に親が払ってくれるもんじゃないの?借金とかありえない!」と驚かれることもあります。
冒頭でもネットの意見を紹介しましたが、けっこうそう思っている人は多かったりするんですよね…。
わたしは「夫の学費なんだから夫が払えばいい」という考えなので「奨学金を親が払ってくれないなんてありえない」とは思いません。
point
そもそも、奨学金は「学生本人」が借りるものであって、返済責任は借りた本人にあります。
…が、やはり裕福な義実家からあれこれ援助してもらっている友人を見るとストレートにうらやましい!!笑
正直な気持ち、結婚するにあたって奨学金はないに越したことはありません。
「奨学金は借金だから結婚前に清算すべき」という人がいるのも仕方ない気がします。
ただ、奨学金が他の借金と違うのは「使途がはっきりしている」ということ。
ギャンブルやブランドもの、身の丈に合わない海外旅行やそのほか人に言えない諸々のために借りたお金ではありません。
2人の間でしっかり話し合って返済計画を立てれば、うしろめたく思わなくても大丈夫ですよ。
もちろん家計には響くので、結婚前に相手の価値観を確認して理解を得ることは大切です。
「自分が学びたかったから学費を自分で払うのは承知の上で進学した」ということをわかってもらえるように、結婚前にしっかり話し合っておきましょう。
夫の奨学金について思うこと…
ここからは個人的な話です。笑
夫には兄がいますが、お兄さんは奨学金を借りていません。
お兄さんの方が学費が安かったのでそれは良いのですが、夫が奨学金を借りる際に義両親はこんなことを言ったそうです。
「2人同じ時期に大学に進学したので学費の支払いが大変。2人とも大学を卒業して落ち着いたら夫には(840万円の奨学金のうち)600万円を返すので、いったん奨学金を借りてほしい」
…はい、卒業しましたが600万円の話などうやむやになっています。笑
義父はサラリーマンですが、大企業で役職もついており決して安月給ではないです。
学区が気に入らないとかご近所トラブルとかで一戸建てを3回買い換えたそうです。
(そこそこで売れたんでしょうが…)
義母はずっと専業主婦でしたし、わたしたちの結婚後も海外旅行へ行き、習い事を楽しんでいます。
いっぽうわたしの母はシングルでしたが、一生懸命働き私と姉を奨学金なしで大学まで出してくれ、今もなにかと援助してくれます。
結婚後に住んでいたアパートは母の所有物件で、家賃は気持ち程度でした。
わたしたちが貯金できて、奨学金を返済できたのは母のおかげでもあります。
そんな母は忙しい中でもいらないタオルや服をはさみで切ってぞうきんにするなど、とにかく倹約家でした。
結婚後わたしが同じようにぞうきんを作っていると、夫は「?うちはそんなんしてなかったよ。ちょっとした掃除ならキッチンペーパーとかティッシュでやればいいやん。」と悪気なく言うのです…
あなたのご実家が(節約しないから)払えなかった学費を、こうやってちまちまと節約して生きてきたうちの母が埋め合わせしているようなもんよ?
…と何度言いそうになったか。笑
夫が今の仕事でお給料をもらえるのも大学で学んだおかげなので、奨学金を夫が払うのはいいんです。
ただ、最初から「自分が学びたくて大学へ行くんだから自分で学費は払いなさい」という教育方針だったとか、経済的に困窮していて学費が払えなかったとかならわかるんです。
「一旦借りといて、600万円返すから」と具体的に金額まで言っていたのに、夫が催促しないのをいいことになあなあにしていることに関してはちょっと理解できません。
いくら親子のあいだでも一言あってしかるべきではないでしょうか。
「あの時はそう言ったけど、事情が変わって返せなくなった。約束守れなくてごめん。自分で払ってくれる?」とただ言ってくれればよかったのにと思います。
(まぁ、のんきに海外旅行いくくらいなら多少でも奨学金の足しになるようなお金をくれよとは思いましたけど。)
結婚前の奨学金についてまとめ
奨学金があるままで結婚するのはいけないのか…?と不安な方も多いとは思いますが、
結婚することで今までよりも奨学金を返しやすくなる環境が整うケースも多いです。
- 家計がひとつになり家賃や光熱費がトータルで安くなる
- 家庭を持つことで責任感が生まれる
- 2人で一緒に節約をがんばれる
最後に…。
結婚したい相手が奨学金を借りている方へ。
モヤモヤしますよね。わかります!笑
でも、相手にぶつけちゃだめですよ!
友達にグチるくらいにしておきましょう。
わたしのこのブログも、大半は誰かにグチを聞いてほしかったから書いたものです。笑
だって、自分の勉学のために自分で学費を払うのはなにもおかしなことではありませんからね。
奨学金のおかげで今の相手があるんだ、ということを忘れずに協力していきましょう。
結婚とは大変なことも2人で背負っていくもの…。がんばってくださいね!
▼そんな夫が仮想通貨で600万円溶かした話。笑▼
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夫が仮想通貨で600万円溶かした話
この記事を読んでくださっている方は旦那さんが仮想通貨をやっている(やりたがっている)、もしくはご自身が仮想通貨で取引されている方、これからしようと思っている方でしょうか。 タイトルの通りなんですが、う ...
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